BELUGA ROSSO IWAMI

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2024.11.12 PRESS

西谷瑞生 選手の契約満了について

平素より、ベルガロッソいわみの活動にご理解・ご支援を賜りまして誠にありがとうございます。

 

この度、西谷 瑞生 選手が契約満了となり2024シーズンをもちましてクラブを離れることとなりましたのでお知らせいたします。

 

■プロフィール

 

氏名:西谷 瑞生(Nishitani Mizuki)

 

生年月日:1997年11月27日

 

身長/体重:168cm/64kg

 

ポジション:MF

 

背番号:27

 

サッカー歴:

 

岡山学芸館高校→東海大学熊本→デッツォーラ島根→ベルガロッソいわみ(2021-2024)

 

コメント:

 

今シーズン限りでクラブを退団することになりました。ファン、サポーター、スポンサーの皆様、選手、スタッフ、チーム関係者の皆様、本当にお世話になりました。悔しかったこと、苦しかったことが大半で、精神的にも厳しいシーズンでしたが多くの人の支えのおかげで戦い切ることができました。ありがとうございました。

 

ベルガロッソに入団してから4年が経ちました。1年目の頃はトレーニングに来れない選手がいたり、道具を自分たちで用意したりとそんな環境でした。今では当たり前に選手が全員揃い、マネージャーが全て用意してくれたりと地域リーグとは思えないほど恵まれた環境になりました。

 

グラウンドに来れば何不自由なくサッカーができて、仕事も自分の条件に合ったものをチームが紹介してくれる。そんな全てが与えられる環境は満足感があり、地域リーグでも充実した生活ができます。しかし、サッカー選手としてのハングリー精神を失っていくリスクがあります。

 

ベルガロッソで、地域リーグで、プレーするならば上を目指さなくてはなりません。それにはハングリー精神が必要不可欠です。なぜ社会人になってもサッカーを続けるのか、なぜこのクラブに来たのか。仕事をするにしても、そこに対する姿勢はどうなのか。

環境は整っています。その環境を最大限に使える努力をしているか、自ら学んで成長しようとしているか。与えられたものを使い切れる思考を持ち合わせていたか。毎日妥協せず、拘る。一つ一つを集中して極める。これらのことがハングリー精神だと思っています。

 

自分には不十分でした。その結果が契約満了だと思っています。契約満了になってから気づくのは遅すぎます。何かきっかけがないと変われないようでは、この先も同じ失敗を繰り返すだけ。今までの自分を否定して、何もできない自分を受け入れる。それから努力をしていこうと思います。

 

サッカーで生きていきたいと思うなら、生活を犠牲にする覚悟を持って死に物狂いでやるべきです。サッカー界はJリーグから地域リーグまで裾野が広がっている分甘い世界ではありません。地域リーグでも元Jリーガーの選手が多く在籍しているチームもあります。だからこそ、元Jリーガーでもない、私たちは死に物狂いでやるべきです。そんな選手がベルガロッソに増えることを望んでいます。

 

何も貢献できずにクラブを去ること、応援してくれた人たちにピッチ上で恩返しができなかったことに申し訳ない気持ちですが、このクラブで、この街で多くの経験や出会いは大きな大きな財産になりました。ありがとうございました。
試合に出れず悔しい思いをすることも今思えばサッカー選手として生きていることの証であり、幸せなことなんだと感じています。

 

今後のことは決まってませんが、自分が選択したことを正解にするためにも、このコメントで書いたマインドを大切にしていきます。サッカーで出会うことができたサッカーよりも大切な人たちに良い影響が与えられるように、サッカーで幸せになれる人間であるように生きていきます。

 

4年間ありがとうございました。